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October 27, 2005

ネット企業はネットの使い方で先行しているのか

楽天がTBSの株を大量に買って話題になっている。やろうとしていることは今年初めのライブドアのニッポン放送を通じたフジテレビ支配と似たようなもののようだ。

報道によると楽天は最初TBSと業務提携の話を進めていたらしい。このあたりがいきなり株を買い占めるライブドアほど過激ではないようだ。しかし、業務提携の話がなかなか進まないので、圧力をかけるためにTBS株を買ったらしい。しかし、このやりかたって、自らの能力の無さを露呈しているように私には感じられる。だって、交渉力がないから、外部からの圧力が必要なわけでしょう。

ライブドアにしても、楽天にしても従来からのビジネス能力というものがあまり無いのではないかと感じてしまう。インターネットのブームに乗って成長してきただけで、企業としての営業力や事業力は並程度ではないのだろうか。まあ、並でも十分なのかもしれない。他の能力で差をつければいいわけだから。

楽天やライブドアなどインターネット上での商売をしているところは、インターネットの利用力で他社(従来企業)に差をつけていると考えられる。ここまでは一般的な見方。しかし、本当にそうだろうか。楽天の例を見てみる。楽天は早い段階からネット上の販売サイト(インターネットショッピングのお店)を、自力でそのような販売サイトをつくる技術や資金がないところ向けへ提供する商売をしていた。これが成功したわけだ。まあ、販売サイトを成功させるためにいろいろ指導などもしてきたようだから、それなりのノウハウはもっているだろう。
ところで、販売サイトを自前で作成することは大変なのだろうか。実は、今となってはかなりハードルは低くなっている。レンタルサーバの業者も多くなっているし、その手のノウハウ本も出ている。そして、販売サイトを技術的な部分に関して構築してくれる業者も多くなり必要な資金も下がってきている。

楽天がTBSと業務提携の話を進めようとしたときに、楽天でなければ提供できないもの(ノウハウとか価値とか)がどれだけあったのだろうか。小さなレンタルサーバー業者に発注すればできるようなものしか提供できなかった(または、TBSがそのように感じるような売込みしかできなかった)のではないだろうか。
TBSのようにある程度資本があって、ブランド力があって、そのうえコンテンツの作成の能力ももっているとなると、無いのは、ネット利用の為の技術とノウハウだけになる。そのうち技術に関しては安く調達できるとなると、残るのはノウハウだけということになる。それも2〜3年程度のものとなると、今からはじめてもある程度追いつけると思われてしまうのではないか(実際はどうか分からないが)。

結局楽天はTBSに対して業務提携したくなるようなものを提案できなかっただけではないだろうか。これはある意味情けない話だ。ネット企業としての利点を相手に納得させることができなかったのだ。そこでお金の力でなんとかしようとしているというわけだ。これはある意味古い手法で、私的には今流行のネット企業には似合わないと感じる。

ライブドアもそうだったように、楽天も、ネット企業というよりも、投資会社というか企業買収会社というか(すいません素人なもので適切な用語を知りません)ではないかと感じてしまう。本当にネット利用で先行しているところはその利点を生かして商売しているはずだ。それができなくなってしまった結果がTBSの株買占めだとしたら、情けないと思うのは私だけだろうか。

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October 13, 2005

血液型性格占いは差別を生みます

「週刊!木村剛」血液型で性格は決まらない!で血液型と性格の話題を取り上げてりる。

しかし、いまだに血液型と性格を結びつける風習がはびこっているのか。私はもうとっくにブームは去ったと思っていた。ふた昔くらい前かな、血液型の組合せを工夫したチームで仕事をして上手くいった。みたいな話題がニュースになったことがあった。まあ、血液型と性格の関係は根拠の無いものなのですぐに話題に上らなくなった。しかし、占いのような形で生き残ったようだ。星座を聞いて運勢を占うのと同じような感覚で血液型を聞いて性格を占うわけだ。

占っているうちはいいのだが。そのうち性格と血液型の関係が本当にあるような話になってきたのだろうか。

ふた昔くらい前に血液型と性格の関係が世間で話題になった時に、まじめにその関係を調べた医学関係者がいた。その結果を本で読んだ記憶があるのだが、当然結果は「血液型と性格の相関関係はない」であった。統計的に関係があるという優位差が出なかったわけだ。

さて、私が読んだその研究の中に、面白いことが指摘してあった。それは、対人口比率が低い血液型ほど性格が悪く言われる傾向があるということだ。これは、いろいろな差別問題で起こることで少数派が多数派から差別されるという現象でだ。

実際最近はB型の旗色が悪いらしい。かなり酷い性格といわれるようだ。B型は日本人では2割程度でAB型についで少ない。一番少ないAB型(日本人の1割程度)が悪く言われないのは、芸能界にAB型が多いからではないかと、私は推測している。つまりテレビ番組などで出演者の芸能人の血液型を調べていろいろ話題にするときに、B型が一番少なくなる可能性が多いから、B型が一番悪く言われる可能性が高くなっているのだという推測だ。この推測が正しいかどうなのかは分からないが、日本で一番多いA型の性格が悪く言われることは無いだろう。

それで、私は血液型は差別用語として登録されて、マスコミでは医学関係の話以外では登場しなくなると予言していた。実際に木村氏のブログへのトラックバックによると、血液型バラエティー番組に自粛要望がでているようだ。予言は一部当たったわけだ。しかし、予言した文章はNIFTY上に残っているのだろうか。

血液型占いをするためか、血液型を聞かれることがあるが、私はRH+と答えることにしている。これは血液型はABO型の1種類だけではないよという意味を込めているのだが、あまり意図は伝わらないみたいだ。自分の知らない部分は無いことにしてしまうような人が占い好きみだいだ。

血液型占いをやりたがる人にはぜひ少数派差別に関する現状を説明して馬鹿なことはやめるように訴えるべきだと思う。考えて欲しい、血液型で性格をうんぬんすることと肌の色で性格をうんぬんすることは、もって生まれたものでその人の一面を決め付けるという点で同じものなのだ。

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October 11, 2005

自転車ロボットから感じるネットの効用

CEATEC2005で公開されたムラタセイサク君が話題だ。製作日記が公開されている。

日記を読んでいると新しいものの開発は大変だということがよく分かる。特に公開日までにちゃんと動作させなくてはいけないのでプレッシャーも大きいだろう。
日記を読んでみて感じたことがある。それは、結構自立型ロボットの製作では定番のトラブルを起こしている印象がある。部品メーカの開発者が作っているからだろうが、経験がないことによるみたいだ。経験がないから仕方が無いともいえるが、最近はネットという便利な道具がある。アマチュアのロボット製作者のWebページをいろいろ読んでみることを製作者の人たちにお勧めする。公開直前では時間的な余裕はないだろうが、CEATEC2005が終わって一段落したらぜひ実行して欲しい。まあ、そのものズバリの情報がすぐに読める訳ではないが、根気強く読むと、または、暇な時にいろいろ目を通す習慣をつけると、いろいろ役に立つ情報が手に入ると思う。

インターネットをハイウエイに例えた話がある。情報が高速に流れるからではなく、後から始めた人が最短距離で先人に追いつくことができる道ができたという意味だ。それを上手く利用できるかが、開発時間の短縮や、技術レベルの向上に不可欠になりつつあるように感じる。技術者は全部自分で開発したがるが、趣味とか勉強目的でなければ、やはり先人の智恵は利用すべきだと思う。

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