« ライブドアでしっかり働いている人にエールを | Main | 経済学は科学か? »

February 16, 2006

頭脳労働だって汗をかく

最近、ライブドア事件にからんで、虚業はよくない、額に汗して働くべきだという主張があちこちで見られる。額に汗して働くべきだという主張は私も賛成なんだけど、どういう働きかたが、額に汗する働き方なのか、ぜんぜん説明がない。そもそも虚業の定義もよく分からない。そう思っていたら「週刊!木村剛」で取り上げていた。

このなかでも、だいたい、肉体労働を額に汗して働く行為という扱いのようだ。しかし、そうだろうか。辞典などを見てみると虚業とは、「堅実でない事業」とか書いてある。すくなくとも、翻訳家やジャーナリストは堅実な事業ではないだろうか。もちろん銀行業や証券業もまっとうに行なっていれば堅実な事業だろう。

そもそも頭脳労働全てを虚業とあつかってしまったら、実業より虚業の従事者の方が多くなってしまう。一応プログラムなど作っている私も、虚業になるのだろうか。

しかし、プログラムのアルゴリズムとか考える作業はそれなりに疲れる。人間の体のなかで一番エネルギーを消費するのは脳だそうだ。つまり脳を酷使する仕事は一番エネルギーを消費していることになる。まあ、体を動かす作業でも脳を使わないわけではないが。実際、頭脳労働でも汗をかくことはある。冷や汗、脂汗が多いけど、普通の体を動かした時の汗もある。

そもそも、虚業でないことを額に汗して働くことのように言うことが変なわけで、まっとうな仕事をやっているなら、批判は当たらないはず。それを偉そうに虚業だ、虚業だと批判したがるマスコミが多いだけだろう。

上記の木村氏のブログのなかでも述べられていたが、虚業批判をしているマスコミの人たちが自分達の定義では自分も虚業になってしまうという矛盾を持っている。このあたりも、マスコミの「最小言語の法則」が生きている気がする。内容が不正確でも、短い言葉を好む。例え正確な説明でも長い文章は発言は排除される。
虚業という短い言葉が好んで使われるわけだ。ジャーナリストは足で稼げとかいわれるようだ。虚業批判するマスコミの人には、あなたは額に汗して取材していますかと問いたいですね。

「これは投稿です」

|

« ライブドアでしっかり働いている人にエールを | Main | 経済学は科学か? »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 頭脳労働だって汗をかく:

« ライブドアでしっかり働いている人にエールを | Main | 経済学は科学か? »