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March 10, 2006

Winnyで情報流出させた警官はなぜ取調べられないのか

最近警察官の私物パソコンからWinnyのウイルス経由で捜査情報が流出する事件があいついでおきている。警視庁長官が著作権違反で摘発されたソフトを使うことは警察官としての意識が欠けており信じられないと言ってる。私はそのような悠長なことを言っているのが信じられない。

Winnyを作った人は著作権違反幇助の罪で起訴されているわけだ。だったら、使った人は著作権違反で取り調べられるのが普通だと私は思うのだが、なにかおかしいだろうか。なぜ警察はWinnyを使っていた警察官を逮捕して取り調べないのだろう。

そもそもWinnyの作者を逮捕したことが勇み足としか私には思えない。確かにWinnyは著作権違反のコピー作品をやりとりするのに使われている。しかし、作った人はその行為に無関係だ。時速150kmで走れるスポーツカーを作ったメーカがスピード違反の幇助で逮捕されたり取り調べられたりしているのだろうか。そうでなければ法の下の平等に反するのではないか。

さて、そのWinnyの作者(金子勇氏)が公判のなかで弁護側の質問に答える形で、Winnyにウイルス対策をすることは比較的容易にできると述べたそうだ。そして、ウイルス対策の改良を施したことでまた幇助にとわれるとも答えている。これはかなりの皮肉だと思う。実際作者が逮捕されていなければウイルス対策は行われていただろう。そして全部とはいわないが、情報の流出事件の数は減っていただろう。

警察は本当に馬鹿なことをしたと思う。しかし、作者が無罪になったとしても、逮捕した警察組織が責任をとわれることはないだろう。このあたり、罪する必要はないと思うが、警察としての能力の査定はしっかりやってもらいたいものだ。

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