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October 01, 2006

シュレッダー事故と飲酒運転事故

最近マスコミで、飲酒運転への追求が流行っているようだ。この原因は8月25日に起きた福岡の幼児3人死亡事故だと思われる。悲惨な事故はそれなりの比率で起きているので、このタイミングで大きく報じられたのは、加害者が福岡市の職員で、なおかつオリンピック誘致で東京と福岡が争っていたからだという説があるよだ。まあ、この手の陰謀説はたいていの事例で作ることができるので信憑性はほとんどないだろうけど、お話としては面白いと感じた。

悲惨な事故が起こると、何とかならなかったのかという発想からいろいろな意見が出てくる。その一つが飲酒運転に対する罰の強化だ。数年前に強化されたばかりなので、あまりに単純な話だが、最近のマスコミのレベルはこの程度ということだろう。強化策をあまり連発しても効果はだんだん薄くなって、罰則としてのバランスも悪くなっていい事はあまりないと思う。そのあたりのことは池田氏のブログ「飲酒運転事故は増えているのか」とそのコメント欄での池田氏の発言を読んでみて欲しい。

私が、最近の飲酒運転事故への報道をみて最初に感じたのは、シュレッダーで幼児が指を切断した事故のニュースとの報道姿勢の違いだ。参考(幼児指切断、新たに7件 シュレッダー事故)

シュレッダーというものは普通会社などの事務所で使うもので、子供が触ることは想定されずに作っていると思われる。しかし、そのような道具に子供を近づけた人に対する批判は全くない。そして、想定外の使われ方をしたメーカの責任のように報道されている。確かにいままでは気が付かなかったけど、結構子供が触る機会があるとわかったのだから、シュレッダーのメーカも子供が触っても事故が起きないような対策をすることは前向きで望ましいことだとは思う。でも、危険なものに子供を近づけた人たち(多くは家族だろう)の責任は報道時にそれなりに触れてもらいたいものだ。そうすることで、報道を聞いた人たちが注意すれば、事故も減るはずで報道の意味が大きく増すと思う。

それと比較して飲酒運転による事故は、ほぼ使用者(この場合運転手)の責任追及のみに終始している。自動車メーカは飲酒運転をする前提では車は作っていないけど、そのような使われ方をすると悲惨な事故が起き易いと分かったなら、飲酒運転出来ないように対策をすることは前向きで望ましいことだと私は思うのだが、そのような意見は出てこなかった。
その後、外国での例として飲酒運転の防止装置などが紹介されるようになったのだが、メーカの責任というマスコミ報道にはトンとお目にかからない。シュレッダーのCMはほとんど見ないけど、車のCMを見ない日はない。ことと関係があるのだろう。

飲酒運転を防止する装置だが、息を吹きかけて息のなかのアルコール濃度が一定以上あったらエンジンがかからなくなる仕掛けのようだ。タイマーと組み合わせて定期的に検査もするようだ。このような装置があるなら、明日からでも取り入れるべきだと私は思うのだが。少なくともシュレッダーのメーカは対策をすぐに実行すると明言していた。なぜ、車のメーカはそう明言しないのだろうか。また、警察もそのような装置の取り付けを義務付ける検討を開始にないのだろうか。不思議でなりません。

シュレッダーと違って車の数は膨大なのですぐに対策をするのは無理と言う人もいると思いますが、対策を始めることは今日からでもできます。例えば、飲酒運転事故を起こした人は装置をつけないと車を運転できないとか、一度でも飲酒運転が見つかったら罰金以外に装置を購入して車に取り付けることを罰則として決めるとか、手はいくらでも思いつきます。装置はすでに海外では使われているのですから、輸入するだけです。

また、装置をつけてもそれを誤魔化すことは可能だから意味がないという意見もあるでしょうが、100%防ぐことが出来なくても飲酒運転を減らすことには相当効果があると思われます。公務員を飲酒運転で懲戒免職にするよりは効果は上がるはずです。

さてついでに次は、きっとスピード違反にたいして似たようなキャンペーが張られるだろうから、今のうちにいっておくけど、日本で売る車で時速150キロも200キロででる車は不要なはず。だからこのような車を売っているメーカはスピード違反の幇助罪で逮捕されるべきはず。
まあ、そこまで過激でなくとも、たとえば高速道路に入ったらETCのような装置で車へ信号を送って、時速100キロ以上出せるようにする。出るときは逆にする。そんなシステムを作ることは今の技術では難しくないはず。普通の道路を走るときはいくらアクセルを踏み込んでも時速80キロくらいまでしかでない。もっと進めれば制限速度にそって車の最高速度を制限するシステムも可能なはず。そんな車ばかりになれば死亡事故はかなりへるはず。メーカの責任としてそんな車をぜひ売ってもらいたいと思っている。

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