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December 30, 2006

酔払い運転を防ぐのに品質改善手法を

以前に悲惨な事故がおきたからといって強化されたばかりの罰則の強化論をいうのはあまりに単純と以前いったのだが、マスコミだけではなくて警察庁も同レベルだったとは残念でならない。警視庁も結局本気で事故を減らす気はなくて、飲酒運転が重罪になれば重罪犯の検挙数が増えて都合がいいていどにしか考えていないのかもしれない。

なんでこんなことを言い出したかといえば警察庁の飲酒運転対策を中心とした道路交通法改正試案の内容が報道されたからだ。罰則を強化した直後は確かに効果はあるだろうが、だんだん慣れてくると効果が減ってくる。結果また強化する。最後には飲酒運転で死刑にでもしないと効果がなくなってしまうのではないかと思われる。そこまで極端にならなくても、飲酒運転ばかり罪を重くすると他の罪とのバランスを欠いてマイナス面が多くなるだろう。

じゃあどうすればいいかという話なのだが、日本が世界に誇る製造現場での品質改善手法を用いるというのはどうだろう。工場で人がものを作るときにいくらミスをしないように口をすっぱくしても神ならぬ人はミスをする。そこで、考えられたのはミスができないような仕組みにしたり、ミスをしてもそれが後工程にながれない、つまり市場にでない仕組みをつくったりすることで市場に出て行く製造品質をあげることが行われている。

これはフールプルーフといって人はミスをするという前提で仕組みを考えることだ。これを飲酒運転事故に応用すると、運転手は飲酒運転をするものだという前提で仕組みをつくることに当たると思う。これは飲酒運転をしてもいいということではないことに注意してもらいたい。こころの弱い人間は分かっているつもりでも飲酒運転をしてしまう。だから飲酒運転できないようにする。飲酒運転しても事故が起きないようにする。そういう考え方だ。

罰則を強化するよりもこのような考えたに沿って作られた車しか売ってはいけないことにするほうが、飲酒運転による事故を減らすには効果があると私は考えている。どう飲酒運転をしないようにするかは各メーカに考えてもらえばいいので警察も楽だと思う。そうだな、飲酒運転事故率がもっとも小さい車種やメーカを毎年表彰したら効果的ではないだろうか。

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