« March 2007 | Main | June 2007 »

April 30, 2007

ROBO-ONE11回大会観戦記

随分と時間がたってしまったが、3月24、25日に二足歩行ロボットの格闘大会ROBO-ONEの大会が開かれた。内容はここここここの一連の記事を参照してください。

前回の観戦から一年ぶりになるのだが、出場ロボットなかのトップレベルのロボットに関しては見た目で大きな違いは感じられなかった。確かにより早く動けるようになっているようであったが、さすがに新しい技術や奇抜なアイディアは見られなかった。前回予想した連続モーションによる自立的な動きも見られなかった。なりより大きな違いは、その次に控えるレベルのロボットたちの進歩だ。
一年前はなんとか思い通りに動かすことが出来れば決勝トーナメントに出場することが出来た。しかし今回はそのていどでは決勝トーナメントにでるのは難しい、課題の縄跳びが出来て更に何かアピールするするものがないとだめでえあったように感じる。確実に第二集団のロボット達のレベルが上がっている。トップレベルのロボット達との差も縮まっていると思われる。

層が厚くなっているということで喜ばしいとは言えるのだが、初心者にはますますハードルが高くなったということだ。しかもこの段階になってJr大会が無くなっている。ROBO-ONE委員会の方針としては地方大会に力をいれていくつもりなのだろう。確かにそれはそれですそ野を全国に広げるには意味があると思う。でも初心者への配慮というかより多く人が参加しやすくしてほしいものだ。
最近はROBO-ONEからのいろんな派生大会と言えるものが出てきているので、初心者はそちらにまかしてROBO-ONE本大会は頂点の大会にしようとしているのかもしれない。

今回の大会はもう一つ観戦が有料となった事がある。今までのロボットの競技会(ロボコン)は観戦は無料が普通だった。まあ、多くの大会では参加者とその関係者が観戦者の大半であることが殆どと言ってよかったと思う。そんな状況では観客から入場料を取ることは考えられなかった。ある意味ROBO-ONEが特別と言えるだろう。ROBO-ONE委員会がどのような考えで有料化に踏み切ったのかはわからないが、他のロボコンを長く見てきた経験からいえば、最初の頃に盛り上がって多くの観客を集めていてもしばらくすると飽きられて観客数が減ってしまうのが現実だ。ただROBO-ONE委員長の西村氏はそのあたりの事はよく分かっていると思われる。だから飽きられないように次々に新しいことを行っている。私は観戦の有料化もその一つではないかと考えている。有料化する事で観客の反応を見て次の一手の参考にするつもりなのではないだろうか。

今回私は有料化に当たり不満は直接会場の係の人に言わせてもらった。まあ今回は一部のマスコミの人の態度があまりにもひどかったこともある。何せ取材に来ていた他のメディアの人達が怒っているほどだっだから。普通他のメディアのじゃままではしないものだろう。問題のTV局が外国(おそらくデスカバリーチャンネル)のものと言う事があるのだろう。旅の恥はかきすてと言う考え方はアメリカにもあるのだろう。

有料化のおかげで堂々と苦情を言うことが出来るようになったとも言える。
今回私自身ちょっと感情的になって文句を言ってしまって失敗だったと反省はしている。そのときの会場係の人の対応はほぼ理想的なものだった。それは場所が後楽園ホールということで、その手の対応になれていたためと思われる。しかしどこの会場でもそんな係の人がいるわけではない。ROBO-ONE委員会はそのことを考えて運用を工夫する必要があるだろう。
有料化の問題点についてはこちらの記事でもふれていた。それは私が目立つ形で文句をせいか、記者も問題があると考えたためなのか、どうだろう。

さて試合内容についてだが、スリップダウンをペナルティとしたことで大きく状況がかわった。スリップダウン2回で1ダウン、また捨て身技が決まらなかった時もスリップダウン扱いとなり、とにかく倒れないことが重要となった。
試合はスピーディーに進み、見ている者にとって試合内容も分かり易くなった。捨て身技の回数も1回に制限されていたが、この制限は無くてもよいと感じた。
以前指摘していた技をかけられた時にこちらも同時に捨て身技をかけることでスリップダウンとして逃げる事が出来なくなったようだ。実は上手くやるとダウンをスリップダウンにする事が出来るのだが、相手の捨て身技も必ず決まるわけではないのでそこまで思い切った事はなかなか出来ないのだろう。そこから捨て身技の出し合いがスリップダウンへの逃げの為に行われていた事がうかがえる。

もう一つ今回から重量別が取り入れられた。これは特にクラスを設けるというのではなく、決勝トーナメント進出ロボットの体重を量って重いものと軽いものの2つのクラスにわけたというもの。なにかちょっと違和感がある。クラスの境ぎりぎりを狙って重さを調節するなどという行為はできない。確かに大きく体重の異なるもの同士が当たることはなくなるのだが。
軽量級と重量級それぞれの優勝者による総合優勝者決定戦もあって、体重別にしなくてもロボットの重さを配慮した組み合わせをすれば済んだような気もする。このあたりまだまだ工夫の余地があるということだとは思う。

大会全般について、とにかく出場ロボットの数が多くなり、運営は大変だと思う。このまま出場ロボットが増えると、予選方法をなにか工夫をしないと立ち行かなくなるような気がする。予選を二日にするのが一番安易だがちょっと大変だろうなあ。あと書類審査を厳しくするくらいしか思いつかないが、次回はどうなるだろうか。

| | TrackBack (0)

« March 2007 | Main | June 2007 »