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August 12, 2007

ROBO-ONEサッカー 観戦記

6月30日、7月1日とROBO-ONE Specialが行われた。内容はここあたりを参考にしてください。その中で、今回二足歩行ロボット3台が一チーム(補欠が1台まで認められる)で争うサッカーの試合が行われた。今回は30日にあった予選は見ることが出来なかったので、1日の本戦のみ観戦する。まあ、予選は従来のダシュはそのまま、ボール投げをスローインに、新たにシュートを加えたものなので、サッカーを見るなら本戦だけで十分だろう。予選も競技としてそれなりにおもしろいとは思う。ただ残念なのは、去年は自律で行われた競技だったのが、予選になったことで操縦型になったらしい。技術的に簡単方向にルールがかわるのはROBO-ONEでは珍しい。時間や場所の制約で別にするのは難しかったのだろう。

ルールだが3台のうち1台がゴールキーパーで2台がフィールドプレイヤーになる。実はほとんどのルールは別に行われているKONDO CUPと同じになっている。コートやゴールも同じものを使っている。
大きく違ったのが、当日急に決まったと言う同点の場合はバトルで決着をつけるというものだろう。どうも時間節約のため急きょ決めたらしい。ROBO-ONEらしいといえばらしいが、サッカーしか想定していないロボットには酷だったと思う。

ロボットのサッカーといえばロボカップが有名だがこれは自律型を前提としている。それに引き換えROBO-ONEのものは二足歩行を前提にしている。
この違いは結構大きい、自律型というのは面白いのだが初期のころのロボカップはボールをコントロールするための機構がいろいろ工夫されてその結果が全体の進歩を後押ししていたように感じる。ある程度ボールをコントロールする機構が出来てくるとロボット個々の戦術的な動きが行われるようになった印象がある。
それに引き替えROBO-ONEの方は人が動かしているのではなから戦術的な動きをしている。まあ練習不足で連携がわるいというのはあるけど。だからみていて最初から面白い。今後ボールを扱うモーションが改良されて行けばより人っぽい動きの試合を見られるだろう。

実は出場ロボットの使用モーターを近藤科学製にかぎった二足歩行ロボットのサッカー大会KONDO CUPはすでに5回行われている。今回もそちらの常連達が大勢参加していた。全体の印象としてもKONDO CUP組みが活躍していたように感じる。決勝戦もROBOSPOTS選抜チームとロボット野郎AチームというKONDO CUP経験者たちのチームとなった。

KONDO CUPと違いモーターの制限がないせいか蹴ったボールがすぐにコートの端から端まで行ってしまい、もっと大きなコートにしないとすぐにつまらなくような印象だった。サッカーよりフットサルという感じ。ただキック力があっても点はあまりはいらなかった印象だ。まだまだキックの精度やロボット同士の連携が十分とは言えなかった。
また、ほとんどが転がるボールしか蹴っていなかった。これはこれから浮き上がるように蹴る技術が登場してくることでより面白くなるだろうことを予感させた。

観戦して感じたのが、KONDO CUPとの関係がどうなるかだ。KONDO CUPはメーカの大会のために出場するには近藤科学のサーボモータを使っていないといけない。ただこちらの方が頻繁に開催されるため、経験が勝負の大きな要素となるチームプレイではそちらの常連チームの優勢はなかなか揺るがないような気がする。ROBO-ONEサッカーではパワーがあるロボット多く出てくる。そのあたりを配慮してコートを大きくしたりボールを重くするなどの差別化を行うとそれなりに面白いかもしれない。別の考えとしてはサッカー大会も頂点の大会であるという地位を狙うというのも考えられる。ただ二足歩行ロボットの大会では
ロボスクエアが行っているヒューマノイドカップ・サッカー大会という二足歩行ロボットサッカーの元祖の大会もあり、先行者としての利点はないので、それなりのルールと大会運営が必要だろう。

本来のROBO-ONEと違い格闘ではないのでロボットの破損なども少なく、チームプレイが勝敗を大きく分ける要素ということもあり、二足歩行ロボット初心者にはサッカーの方が参加のハードルは小さいように思われる。ただ、チームを組む必要があるのでメンバーがそろうかが案外大きなハードルかもしれない。しかし、将来的には格闘大会以上の人気を得るようになるかもしれない。

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