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October 24, 2007

YouTubeと家庭用放送サーバ

かなり昔(もう前世紀になるのか)にこんなことを書いた。残念ながら、家庭用放送サーバはまだ一般化はしていない。一部24時間放送をHDD録画できる機器は発売されているが、残念ながらまだ、番組内容を検索できるような機能はついていないようだ。

ところが、もう少しグローバルな形で当時予想したような事態が起き始めている。それはYouTubeの登場による。日本では似たようなサービスとしてニコニコ動画というものある。

当時予想したような事態が起き始めているいうのは、家庭用放送サーバに録画しておかなくても、世間の誰かが録画しているという状況になったのだ。今までもそうだったのだが、個人では録画したもの広く伝えることはできなかった。しかし、YouTubeの登場でそれが可能になったのだ。おかげで話題のTV番組の話題の場面は世間の誰かが録画してくれたものを後からでもYouTubeで見ることができるようになった。今までのように放送局に都合がわるいと二度と放送しないことで無かったことにすることはもう出来ないのだ。

もう今までのように「放送してしまえば視聴者は忘れてしまうから大丈夫」という感覚の番組作りはもうできない。それは間違いないと思う。まだその事態を理解していない放送関係者は多いようには感じるが、だんだん分かってくると思う。

問題は当時書いたように、そのことで「放送内容が充実してくれる」方向に向かうかだ。なんだか、著作権を盾に、Youtubeやニコニコ動画に画像削除を求めるだけに終わるような気がしてしまうのは、放送局というか、いままで自分の都合のいいようにやってこれた連中の態度が信用できないと感じるからだろうな。

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October 12, 2007

日本のロボコンの現状

これを書こうと思ったのはいつも読ましてもらっている栗原氏のブログで米国におけるロボコンについてを読んだからだ。

ロボコンという映画があったのだが、それもNHKの高専ロボコンを題材にしている。たしか小山高専が撮影に協力したはずだ。

いまNHKのロボコンは高専と大学とある。ほかに国際何とかいって各国の大学生がチームを組んでやるやつもある。私の記憶では最初のHNKのロボコンは高専のみだった。次にBSのみで大学のものが放送されるようになって、それをアジアの放送局に持ち込んで国際大会にしたものが現在のNHKの大学ロボコン(AUBロボコン)のはずだ。AUBロボコンはアジア各国の大学が参加するので1000チームくらいは参加するらしい。

NHKがロボコン(ロボットコンテスト)という番組を始めたきっかけは、MITの授業の紹介番組だったと記憶している。確か副題が「創造性は教育できるか」というようなものだったようだ。MITの授業でロボットを作らせて最後にこのロボットで競技会をひらくというものだった。毎年違うテーマで授業を進める。そこでいろいろなアイディアのロボットが出てくる。番組を見れば分かるのだが、実は競技会はおまけで、生徒のモチベーションを高める為にあるような印象だった。授業の目的はアイディアをどういう過程で実際に動くものとして設計、製作していくかを経験させること。とくにアイディアを実現させる為のブレーンストーミングに力を入れていた記憶がある。

それを競技の部分に注目して番組化したのがNHKのロボコンだ。もともと教育的なものではなくて、テレビ番組としてスタートしたので、競技会としてはちょっとイビツだ、強いものではなくて、テレビ映りのいいものが出場できる。競技会に参加した人の話を聞くと書類審査を通るためのノウハウが大切で、それがあって初めて競技に参加でるようだ。まあ、チームで競技会に参加すればそれなりの教育効果はあるとは思うので、学校の宣伝効果もあって、参加する学校はそれなりにあるようだ。

さて、日本では主にコンピュータを積んだロボットを使った競技会が沢山ある。ロボコンマガジンという雑誌もある。

ロボットを大きく分ければ、自律型と、操縦型、よくアトムと鉄人、ドラえもんとガンダムという例えが使われる。操縦型でもほとんどがコンピュータを積んでいるといっていいだろう。もちろん例外はあるのだが。

自律型で参加者が多いのがマイコンカーラリーだ。ロボット相撲も参加者は多い。こちらは、操縦型と自律型の2つのカテゴリがある。どちらの競技会も予選参加台数は3000台を超えているようだ。実はロボット相撲はその参加者の多さに一度ならず主催者が根をあげそうになったことがあるくらいだ。実はこの二つスタートはかなり違う思惑から始まった。もともとロボット相撲は大学生を対象に始めたものだった。リクルートが目的だったといわれている。マイコンカーラリーは最初から高校生部門があった。スタートは高校の先生のアイディアだったとか、だが現在はどちらも高校生(主に工業高校と思われる)が参加者の主力だ。

自律型では他にマイクロマウス競技がある。これはおそらく日本で一番歴史があるロボット競技会で第1回大会は1980年になる。参加者は全国大会で百数十人程度で、主力は大学生。例年全国大会では、マレーシア、韓国、アメリカなどからも参加がある。全国大会とは独立に地方大会も行われいる。
マイクロマウス競技会はメインのマイクロマウスの他にロボットレースという競技も行われていてこちらは高校生が主力。
ロボットレースに似た競技会でロボットランサー競技というものがある。これはロボット グランプリのメインの競技。こちらも高校生、大学生が主にでているようだ。

操縦型ではかわさきロボット競技会が歴史があり、参加台数も200台以上と多い。最近有名になったのがrobo-oneで二足歩行ロボットの格闘競技会だ。面白いと思うのは操縦型はみな格闘競技だということ、操縦型のカテゴリがあるロボット相撲も格闘の一種といっていいだろう。

中学生のロボコンもある。これも操縦型だったはずだ。小中学生向けではロボカップジュニアがある。これも自律型だ。ロボカップジュニアはRoboCupの中のカテゴリの一つだ。RoboCupは日本で始まったサッカーのロボット競技会だ。しかし、正式ルールが入手できないカテゴリがあるなど競技会としてはちょっと問題があると私は思っている。もともと人工知能の研究者が始めたもので運営の考え方がロボット競技会というより学会的な要素が強いのだろうと思っている。

LEGOを使っているもので日本ではETロボコンというものがある。これは、ソフトウエア設計も審査対象になっている。社会人や企業からの参加が多いようだ。

栗原さんのブログにあるFIRST(For Inspiration and Reconition of Science and Technology)という組織が行っている大会は日本でも行われいるようだ。ファーストレゴリーグという名前らしい。報道によると日本代表が世界大会に行っているようだ。

ロボット競技会にグループで出場することは、他では得られない教育的な効果があり、そのことを知った教育関係者は理科教育や工学教育以外の目的でもロボットの競技会を取り入れるようになるだろう。今後ますます、いろいろなロボットの競技会が出てくると私は予想している。ただ、長くづつけるのはそれなりに難しい。残念ながら、まだ、主催者が世代交代したロボット競技会は私の知る限りない。最初に競技会を始めた人たちが一線を退く年齢になったときに果たしてどうなるのか、ちょっとそれが不安ではある。ただ、新しい競技がどんどんでてくるので、ロボコンと呼ばれるロボットの競技会がなくなることは当分ないだろう。

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