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January 30, 2008

センター試験 今年の不良率は

今年も大学入試センター試験が、19、20日とあった。それで一昨年、昨年と問題になったICプレーヤーの誤作動が今年も起こったようだ。
今年は不良に関しての報道はかなり沈静化していたようだ。

検索してみると「開始前不具合288台、解答中不具合148台」というのが出てきた再試験受験者は「英語のリスニング102人」ということで昨年の4分の1程度になったようだ。しかし、いろいろ検索してみるとこの再受験の数字がばらばらで良く分からない。また、再試験者の対象人数は過去最高という報道もみられた。実は、ICプレーヤーの誤作動はかなり減ったのだが、試験官のミスで早く終わったり、試験中に照明が消えたりなどのトラブルがあり、再試験対象者が増えたようだ。

ICプレーヤーの製造メーカーとの契約は3年と報道されているので、この型のICプレーヤーが使われるのは今年が最後になるという意識があるのか、不良が少なくなったためか、それとも報道側が飽きたのか、今年は不良ゼロを目指しますという報道を聞かなかった。

かなり頑張って不良率を減らしたことは悪いことではない。しかし、試験官のミスなどでトラブルが起こったんでは、せっかくの努力が無駄になるではないか。なにやっているんだかという気がする。受験生は一発勝負で、この試験で人生が変わる可能性が大なのだ。そのことを思ったらミスなんかしていられないと思うのだが。

まあ、感情論としては、そうなのだが、実際にはミスゼロなどということはあり得ない。受験者数も多いし、人はミスをするもんのだからだ。毎年言っているが、ミスがあることを前提にして公平を保つ工夫をすべきだと思う。そういう観点から再試験の制度ができたのはかなり進歩だと思う。報道によると、リスニング以外で再試験を受けた人もいるようだ。望みとしては、一発勝負ではない形のセンター試験のやり方を目指して欲しい。
リスニングテストを全員に課すというのも見直して欲しいものだ。語学関連の学部に進むものだけにして受験者数を絞り込めばトラブルもへるだろう。

さて、来年はどこのメーカーのICプレーヤーが採用されるのだろうか。メーカーが変わって不良率がどうなるのだろう。

以前に書いたこの問題
一昨年
昨年

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January 17, 2008

つくばチャレンジ

つくばチャレンジをみてきた。正確には16日の第二走行から見た。そのため有力チームは第一走行ですでに本走行への進出を決めていた。まあそちらは本走行でみることができたのでもんだいはなかったのだが、やはり最初から見たほうが面白かったと感じた。当日の運営の手順(ウェブ魚拓引用)

公道をロボットが一キロ走ろうという試みで、特に順位をつけるわけではないので競技会とは違うということだ。まあチャレンジ大会ということだろう。それで、予選といえるトライアル走行で100m走行できると本走行に参加できる。エントリー表によると参加申込は33台だったようだ。実際に走行を行ったのは27台だったと聞いた。
それで本走行への参加できたのが11台だ。かなり高い率のように感じる。まあ、2回の挑戦のはずが、惜しかったロボットは3回目の挑戦がゆるされたりしたが、それでも100m走るのはかなり難しいと感じた。

参加者の顔ぶれを見ると大きく大学などの研究機関と個人にわけられ更に個人は学生と企業を含めた一般にわかれる。よくわからないのが最後の一般の人達だ。
企業としての参加なのか個人の参加なのかよくわからないグループがいくつものあった。最近のロボットブームの影響か参加のすそのが広がっているようで喜ばしいことだ。

結果は、本走行に参加した11台の内3台が完走と認定された。実際は2台が999mと995mのところで止まった。金沢工業大学が995m 筑波大学屋外組みが999mだった。1台だけがゴールに到達した。この1台は領域センサのみを使ったシンプルな構成でゴールの判定もしていないようだった。他の2台はGPSを使っており、ゴールしたら停止するようになっていたようだ。それで誤差のために少し前で止まってしまったようだ。
距離は多めに設定してあっただろうに2台とも前で止まるとは、みなギリギリを狙いたがるのだろうか。実際はゴールにわずかに届かなかったのだが、実態としてはゴールしたに等しいし、ロボットの性能も十分ゴールできるものだったということでこの2台もゴールと認定された。このあたり、アバウトでもいいのだろう。1キロという規定の距離もそれほど厳密なものではないと思われるし。
この判定でもう一つ私が気がついたのは、来年はもっと課題が難しくなるよということだ。ゴールを厳密に判定しないということは、そのような判定をしなくても十分に差がつく課題を出しつづけるということだろう。今回3台の完走認定も予想より多いということだから来年はどんな課題になるのだろうか。

おもりろかったのは、予選タイムトップの北陽電機電総研チームで、最初に走ったため観客が多かったうえにスタッフの関係者がつれてきた子供がセンサにちょっかいを出し続けたために早々にリタイヤしてしまったことだ。一般道を観客といっしょに参加する大会の難しさだと感じた。

さて、唯一ゴールにとどいたロボットは筑波大学の学生が一人で作ったものだそうだ。構成も領域センサが1つだけとシンプルなものだ。距離を測るためのエンコーダは車輪についていたようだ。ただこのロボットには地の利があったようだ。かなり課題のコースを走りこんでテストを繰り返していたようだ。別のコースでは走れないと製作者も言っていた。今回のコースに特化してプログラムを組んでいるのだろう。それでも一人で作成したにも関わらず、もっとお金も人もかけていた大学チームなどよりよい成績をだせるのはたいしたものだ。じつはもう一人個人で参加している大学生がいて、そちらは3回目の挑戦で100mのトライアル走行は成功して本走行に参加した。完走はならなかったようだが、このように個人参加であまりお金もかけないで、それなりの結果をだす学生がいるというのとに頼もしさを感じた。

今回のつくばチャレンジでは5分ほど間をあけて、ロボットが次々スタートをするという方法をとった。そのために全てのロボットの走行に付き合うことはできない。めぼしいロボットについて全体をみるか、スタートあたりで全てのロボットを見るかを選択するしかない。私は先に書いた一人で全てを作ってゴールしたロボットにずっとついていったのでその後にスタートしたロボットはあまりみていない。ゴール後戻ってくる途中で動いているロボットを何台かみたが戻ってきたときには全てのロボットがスタートを終えていてた。戻ってきたところで往復2キロ歩いたことになるが、それで疲れて他のロボットについてもう一度ゴールまで行く気にはならなかった。途中で見た感じでは明治大学のロボットと東京大学のロボットが割りとよく動いていた。明治大学のロボットは500mほどでリタイアしたらしい。東京大学のロボットはスタート後すぐにリタイアしたが、そこからの走行でゴールまで到達した。私が見たのはリタイア後の走行のようだった。

ゴールに少し足らないのはOKとしたが、再スタートは認められなかった。このあたりに今回のつくばチャレンジの思想がでているようにも感じる。やり直しを認めないのはなかなか厳しい条件だと思う。研究目的で作るロボットなどは何回かやってみてうまく動けばいいという作り方をするのが普通だからだ。2回目の挑戦が認められれば完走しそうなロボットは何台もあったので再挑戦を認めていたら完走はもっと増えただろうと思う。

見ていて、やってみたくなったのだが、マイクロマウスなどに比べるとお金がかかりそうだ。どうしてもロボット自体が大きくなり、パワーも大きくなる。モータや電池もそれなりに大きなものが必要になりコストがかかる。まあ、どうすかは分からないなあ。

1月12日つくばチャレンジ開催記念シンポジウムに参加してきた。このタイミングをみて書いていたわけではないが、開催から随分時間が経ってしまった。さて、このシンポジウムで本走行への参加した11チームの中10チームが発表を行った。そこで北陽電機電総研チームのリタイヤの真の理由を聞くことができた。走行後のデータ分析の結果、走行用の地図が一部欠落してたそうで、その欠落したところでリタイヤになったそうだ。見た目と真の原因は必ずしも一致しないものだ。後のデータ分析の重要さがわかる事例だと思う。地図の欠落の原因は地図情報を複数のファイルに分割して保存してたファイルの一つが壊れていたためだそうだ。

発表を聞いて感じたのが、事前に地図を入れてそれを使うものと、地図無しのものがあった。今回の場合どちらでも大きな差はなかったようだ。走行のアルゴリズムも多く、まだまだ黎明期のようだ。だんだん、いくつかの代表的なパターンに集約していくのだろうか。

次回はUターンが入って、一箇所から全体が見渡せるようなコースになるそうだ。まだ個人でも何とか出られるレベルだと感じる。シンポジュウムのフリーディスカッションでも話したのだが、早くから参加してノウハウを蓄積していかないとだんだん参加しづらくなるだろう思う。さあどうすかなあ。

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