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July 09, 2008

バイオ燃料はCO2を出さないというのは本当か

そりゃ嘘にきまっている。ハイおわり。
いや、京都議定書で植物由来の燃料を消費してもCO2排出量に加えないと決めたことが、バイオ燃料はCO2排出をしないと言われる根拠なのだが、これが暫定的なものだと私は思っている。まあ、化石燃料を使わないようにするためにそれに比べるとCO2の環境負荷が遥かに少ないと当時考えられていたバイオ燃料はCO2を出さないこと決めたに過ぎないと私は考えている。

バイオ燃料。まあ、植物を燃やす。薪を使って焚き火をするようなものをイメージすればいいと思う。それは、もともと空気中のCO2を植物が固定したものを再び空気中に戻すことだから、それは空気中のCO2の量を増やさないと考えようということだ。
しかし、江戸時代なら薪は人力で山から切り出して運ばれるだろうけど、現代ではガソリンを使ったチェーンソーで切り出して、トラックで運ばれるわけで、手元に届くまでに結構なCO2を環境に排出してるはず。
まあ、ガソリンとか軽油とかも油田から原油を運んでくるのにもガソリンスタンドに精製工場から運ぶのにもCO2は出しているので、その部分は同じといえば同じなので、薪の方が環境に出すCO2が少ないのは間違いないはず。

それで、バイオ燃料ならCO2排出にカウントされないからどんどん使おうという言うのが今のアメリカ発の流れになっているが、農産物由来のバイオ燃料だと最近の農業は大量に石油製品を使うので、CO2の収支はそれほど良くないという話を聞いた。特にトウモロコシはそこから作られるバイオ燃料をガソリンなどに置き換えたときに削減されるCO2の量がたいそう少ないらしい。砂糖きびはかなり削減になるようで、昔からバイオ燃料に熱心なブラジルと最近騒ぎ始めたアメリカの経験の差かなあと思ったりする。
同じバイオ燃料でもそのCO2の収支は問題にしないと逆に実質のCO2の排出量が増えたりすることも今後起こってくるだろと思っている。

ところが欧米は自分達に都合の悪いようにはなかなかルールを変えないからあな。自分達に有利となれば簡単にルールを変えるくせにね。特にヨーロッパはその傾向が強いようで、対応は大変だと思われる。

さて、バイオ燃料を使うときに環境に排出されるCO2まできちんと考えたCO2排出管理が行われるようになるだろうか。そうならなければ他のものも含めてCO2削減というものが形式的な数値と実際と大きく乖離していくことになるような気がしてならない。

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