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July 14, 2008

第2回ROBO-ONE サッカー観戦記

7月5日(土)、6日(日)とお台場にあるパナソニックセンター東京で「第2回ROBO-ONE SOCCER」が行われた。当日の試合のようすはこことかここを見てください。

さて昨年と同様に二日目(6日)の決勝のみを見に行った。ただ、今年は予選からサッカーの試合をしたので、初日から行けばより多くの試合を見ることはできたが、時間の都合もあり決勝トーナメントのある二日目だけの観戦となった。

昨年との違いはいろいろあるが、まず1チームが4台(補欠1台がさらに加わる)となりキーパーを除くフィールドプレーヤーが3台となった。それにともないフィールドも大きくなった。ただ一番大きな変更は床面がいままでの板からパンチングカーペットになったことで、かなり歩行が難しくなったようだ。足の裏におもりを入れたりして安定に歩く工夫をしているロボットも見かけた。

見ていて感じたのは、浮きだまが多くなったことだ。昨年はキックしてもゴロのボールがほとんどだったが、今年はセットプレーからのキックはほとんど空中を飛んでいくボールがけられていた。ロボットの頭上を超えてゴールを狙うようなキックもあった。
そして、スローインはすべて手でつかんで投げるようになっており、かなりの距離を投げるロボットも多くいた。スローイン用にロボットの腕を改造してあるものも複数のチームで見かけた。人間と違いロボットの場合は、スローインでキックより強力なボールを投げるようにすることも可能なわけで、闘う戦略自体が変わってくることが予想される。

昨年もロボカップとの比較をしたのだが、最近のロボカップは中型クラスでどの程度浮きだまを蹴るのだろうか。小型クラスではゴロばかりだろう。さすがに人が動かすだけはある。すでに戦略の面では2年目にしてロボカップを追い抜いてしまったように私は感じる。何せゴロだけでやっているサッカーと浮きだまを使うサッカーでは質が全然違うと思う。

まだまだロボット個々のボール扱いはそれほど上手いわけではないが、チームとしての動きは人間に似てきたと感じた。それだけロボットの歩行の性能が上がったということだと思う。チームとしての動きは、練習不足のチームはフィールド上のすべてのロボットが全部ボールに集まってしまう状態が続くことだ。よく練習していると感じるチームはフィールド上に散らばって、必要ならパスやセンタリングを試みる動きをしていた。ただそれらはまだ成功することは少なかったように感じる。このあたりは、ロボットの動きの性能が上がれば改善されるように感じた。

だんだんサッカーチームとしての練度が勝敗を分けるようになっていくように思われる。ただ、すべてとまでは行かないまでもチーム内の多くのロボットが同一規格のチームが強かったように感じた。同じロボットをそろえたチームがいろいろ有利な点があるのだろう。なかなか、同じロボットを集めるのは難しいだろう。市販品そのままではロボットの性能面でハンディがある。皆がロボットを持ち寄ってチームを作るというパターンは少々不利なように感じる。サッカーしかやらないメンバーがそろったところはいいのだが、残念ながら小数派のようだ。まあ、もともとがロボワンなんだから格闘が主なメンバーが集まるのは自然だと思う。結局、サッカー用にチームでロボットをそろえられる財力あるチーム又は、別にサッカー用ロボットを持つことができる財力があるメンバーをそろえたところが当面は強いのではないだろか。

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July 09, 2008

バイオ燃料はCO2を出さないというのは本当か

そりゃ嘘にきまっている。ハイおわり。
いや、京都議定書で植物由来の燃料を消費してもCO2排出量に加えないと決めたことが、バイオ燃料はCO2排出をしないと言われる根拠なのだが、これが暫定的なものだと私は思っている。まあ、化石燃料を使わないようにするためにそれに比べるとCO2の環境負荷が遥かに少ないと当時考えられていたバイオ燃料はCO2を出さないこと決めたに過ぎないと私は考えている。

バイオ燃料。まあ、植物を燃やす。薪を使って焚き火をするようなものをイメージすればいいと思う。それは、もともと空気中のCO2を植物が固定したものを再び空気中に戻すことだから、それは空気中のCO2の量を増やさないと考えようということだ。
しかし、江戸時代なら薪は人力で山から切り出して運ばれるだろうけど、現代ではガソリンを使ったチェーンソーで切り出して、トラックで運ばれるわけで、手元に届くまでに結構なCO2を環境に排出してるはず。
まあ、ガソリンとか軽油とかも油田から原油を運んでくるのにもガソリンスタンドに精製工場から運ぶのにもCO2は出しているので、その部分は同じといえば同じなので、薪の方が環境に出すCO2が少ないのは間違いないはず。

それで、バイオ燃料ならCO2排出にカウントされないからどんどん使おうという言うのが今のアメリカ発の流れになっているが、農産物由来のバイオ燃料だと最近の農業は大量に石油製品を使うので、CO2の収支はそれほど良くないという話を聞いた。特にトウモロコシはそこから作られるバイオ燃料をガソリンなどに置き換えたときに削減されるCO2の量がたいそう少ないらしい。砂糖きびはかなり削減になるようで、昔からバイオ燃料に熱心なブラジルと最近騒ぎ始めたアメリカの経験の差かなあと思ったりする。
同じバイオ燃料でもそのCO2の収支は問題にしないと逆に実質のCO2の排出量が増えたりすることも今後起こってくるだろと思っている。

ところが欧米は自分達に都合の悪いようにはなかなかルールを変えないからあな。自分達に有利となれば簡単にルールを変えるくせにね。特にヨーロッパはその傾向が強いようで、対応は大変だと思われる。

さて、バイオ燃料を使うときに環境に排出されるCO2まできちんと考えたCO2排出管理が行われるようになるだろうか。そうならなければ他のものも含めてCO2削減というものが形式的な数値と実際と大きく乖離していくことになるような気がしてならない。

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