« 株主は保護しても労働者は保護しないのか | Main | SF大会参加の感想 »

August 27, 2008

最近のマスメディアとネットでの出来事の関係

これを書こうと思ったのは、秋葉原の殺人事件をマスメディアではない一般の人(しかも複数)がネットを使ってテレビ中継(UstreamTVというアメリカの中継サイトを使ったようだ)をお行ったこと。もう一つ、毎日新聞の英語版サイト「Mainichi DailyNews」の「Wai Wai」というコーナー(コラムのようなものなのだろうか)で国内の週刊誌の創作としか思えない変態的な記事を5年余りも配信してきたことが、ネットで話題になり毎日新聞に対してネット上での追求が起きている件。

この二つは共通している部分が結構あるような気がする。それは今までなら既存のマスメディアしか行えなかったことを一般人でも行えるようになったこと。そして、その行為が今までのマスメディアの行為としても批判の対象になる行為であったことだ。

一つ目の行為は、いままでも犯罪や事故の様子をそのまま映像として報道して批判をあびるマスメディアはあった。それと同じ行為を一般人が行った場合マスメディアが批判することができるかだ。ここもいままでマスメディア自身が行ってきた理不尽な行為を傍から見たときにどう感じるのかマスメディアは深く考えてもらいたいものだ。

後者は既存のマスメディアにとって大きなことのように思われる。
マスメディアで今回のような不祥事は度々とは言わないが割と起こっているように感じる。今まではそのような不祥事が起こってもマスメディア同士ではあまり深く追求は行われなかった。また長く続くこともなかった。私はこれはマスメディアの身内意識によるものと思っている。まあ自分が不祥事を起こした時に手心を加えてもらいたいので追求の手が生ぬるくなると考えてもいいだろう。
しかし、一般人にはそのような遠慮はない。マスメディアが一般人や一般組織に対するのと同様に追求する。ここで注意して欲しいのはマスメディアが行ったのと同じことをしているにすぎないことだ。毎日新聞は自分たちが行ってきたことを当事者として受ける側になったわけだ。
今度のことでマスメディアが自分たちがしてきたことの理不尽さを自覚してくれるといいのだが。

もう一つ、毎日新聞の件で気になるのが、この時期にネット上で批判がなぜ巻き起こったのだろうか、いくら英語のサイトとはいえ5年間も続いていたものだ。それで思いついたのが毎日新聞の社長の交代のタイミングだ。騒ぎが起きてひと月程で社長が新しくなった。その社長の反対派が粗を探して騒いだのではないか。それに同調したネットの住人は単に釣られたのではないか。
まあたとえそうだとしても、毎日新聞がしたことに対する責任はしっかりとってもらいたいものだ。

参考:
毎日新聞「Wai Wai」問題と私刑化する社会とネット時代の企業広報の視点

秋葉原事件で融解した「野次馬」と「報道」の境界

「毎日jp」が自社広告だらけに,ネット上に深いつめ跡残る

毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果

上記のウエブ魚拓

|

« 株主は保護しても労働者は保護しないのか | Main | SF大会参加の感想 »

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78352/42292730

Listed below are links to weblogs that reference 最近のマスメディアとネットでの出来事の関係:

« 株主は保護しても労働者は保護しないのか | Main | SF大会参加の感想 »